日本で一番標高の高い空港。
高地らしいすがすがしい空気が心地よく、まったりでもなく、ゆっくりでもない時間が流れている。
妙に「写真はイメージです」と言いたくなるノッペリした絵…これでも自分で撮っています。
奇を狙った構造ではないが、どうしても奇妙に見える外観は、よいとも悪いとも言えず。
ただし、中にはいれば、突き抜ける開放感と明り取りの窓が好印象。
ただし、ところどころ館内が暗い。
こちらの使われていない…というより使いようもないといったほうがいいか?
一時期JACが就航したときの名残もあるだけろうが、地味に…
おみやげ物店はいまいちぱっとしない品揃えだが、観光案内は数多し。
ただし、就航先の観光地。
茨城にも通じるものがあるが、基本的に長野県民がここから飛行機に乗ることを想定しているのだろうと思う。
長野に来てもらおうとは思っていないらしい。
景色はすごくよいのだが。
レストランでは搭乗待ちの方々がビールで出来上がっている。
なかなか見ない光景だが、どうやら社員旅行らしい。
薄野のお店予約で盛り上がっている、いや、お店ではなく女の子予約、しかも1号営業だな。
ウェイターのおばちゃんに「おねぇちゃーん」と声をかけるとすぐに飛んできた注文をとってくれる。
ハンバーグカレーは作るのに多少時間がかかるらしいが、オーダーが大量に入っていたと思うので致し方ないところか。
就航便の少なさを考えれば、「ごはんもの」があるだけでもすごい。
カレー自体はよくあるお店カレーでどうというインパクトはない。
しかしハンバーグからしみだす肉汁がすごい。
確かにこれはここで作られたハンバーグだとわかる、さもなくは冷凍技術の奇跡だ、多少時間がかかったとしても食って損はない。
そしてこの肉汁が単調なお店カレーの味を一口ごとに変化させて楽しいし、おいしい。
出発しても場所柄なかなか高度は上げず、上げないというか、それなりの高さを飛んでいる(写真は写るんですSimpleACE)。
すっきりと晴れていたならもっと美しい眺めが眺められたに違いない。
外見は凡庸だが中身は詰まった空港なのでした。