飛行場めぐり

定期路線のある空港を見て回ってました

LCCに乗ってみた(春秋航空日本)

知名度は先発するLCCに比べて無い。
 
そしてWebチェックインなどというものはない。
30分前までにチェックイン機でチェックインすればよろしい。
面倒な手間がない分、乗りなれていなくても全然問題ない、大手中堅の各航空会社と(国内線の)基本の流れは同じだ。
イメージ 1
チェックインはバーコードか確認番号。
クレジットカードは意味がないらしい、有人カウンターならできるのか。
 
あまり期待するでもなく搭乗開始。
窓側からでも後方からでもなくとりあえず、だらだらとバスに乗り込む。
B737-800、スカイインテリア仕様。
非常に清潔感があって明るい。
ただし、シートはレザーシートだ。
イメージ 2
シートの感じは別に普通であって、何か背筋を伸ばすようにするとかの、小細工のような雰囲気は無い。
足元の空間も他社の737と同様に広い。
ただし、その分座面は小さくなっている。
 
安全デモをしている最中、心の底が顔に出たようなところがあるが、ソツなくこなしている。
とはいえ、安全のしおりの緊急脱出の部分がわかりにくいと思うんだが…。
そして「安全のしおりを持ち帰らないでください」ときた。
持ち帰るような代物ではないだろうに…持ち帰る人がいるからなのだろう。
 
ちょっと特筆すべきこととして、パイロットの名前、副操縦士、チーフの名前のほかに全員の客室乗務員の紹介があった。
これは「私たちが乗務しています」という責任感だろう、大手も見習ってほしい。
また出発に際して機外で見送る人が4人いた。
搭乗機まで案内したGSの1人が混じっているようだ。
JALでもANAでも大概プッシュバックに立ち会った3人が基本なので、4人で見送りというのは珍しい。
これも一期一会の精神か?、どうせ次の出発便があるでなし、という理由もあるんだろうが…この気持ちは大切。
 
離陸をすれば航空会社わけ隔てなく気流の影響をまともに受ける。
好きでもないB737の揺れ方と、別段根拠も無く信用していない会社であるが故、巡航高度に達したころにはかなりゲンナリ、この間機内アナウンスなし。
 
機内のサービスはというと、他のLCC同様にほぼ有料なのだが、片隅に書いてある空飛ぶ道の駅って何だ?。
確かに販売しているものは就航地の特産品のようだが…道の駅ってそういうもんだっけ?。
尚、機内誌は無く、就航地である佐賀・香川のPR本が突っ込んである。
香川のPR冊子はまんま自治体の作っている冊子だったりする、これはコストカットでなかなかナイスなアイデアだ。
 
コーヒーとお茶は\100「お代わり自由」、
別にぼったくっている訳ではなく、飲み終えると程なくして「お代わりお持ちいたしましょうか?」と聞いてくる程。
ドリンクサービス\100だと思えば「なるほど」と思える。
そしてコーヒーにしろお茶にしろ香りはものすごくよい、コーヒーよりお茶派のカフェイン中毒…なのでコーヒーの味についてはわからない、尚スープは香川のトマトスープ(\150なので市販価格より高いことを鑑みサービス品とは認められない)…。
提供に供するカップもフタも真っ白、プリントでどの程度コストアップするのか知らないが、いちいち何かをプリントするもの面倒ということだろう、清清しいほどに汎用品。
よく見ればエキケット袋もただの白い封筒、これはもうちょっと厚い紙にしてほしいな…。
 
 
確かにLCCではあるが、機内販売で利益を上げるという感じではない。
むしろスカイマーク同様に乗客を目的地に輸送するということを第一義に考え、徹底的にサービスをオプション提供するという方針なのだろうと思う。
# スカイマークは「不要と思えるサービスをなくした」という点で春秋航空日本と違う。
ぶっちゃけた意見を言えば、PeachやJetstarより断然イイです。