雨雲を抜けたら茶畑だった。
と言いたいが、実際には田んぼだった。
そして開港4周年と言うことで空港内は実に楽しげ。
FDAの拠点でもある空港は開放的というわけではないが、明るく、そこはかとなくコンパクトさを売りにしている。
ただし国際線の乗客を思うように捌ききれないと言う問題も。
空港は3F構造で、1Fは到着兼コンビニ、2Fは出発兼みやげ物店、ついでに地域PRブース、3Fはレストラン、ついでにショップと送迎デッキ。
展望デッキは別途あると言ったほうがよいのだろうか。
とりあえず王道の配置。
できて間もない空港で、茨城空港より古いはずだが、圧倒的にきれい。
地域ブースは一番奥まっているが、実際にはイベントスペースとしても活用されている。
ただし、空間が限られているため何かイベントをしようとすると、どうしても行き詰まり感が。
屋外のちょっとだけ離れたところにある展望デッキがそれを補完しているのだろう。
送迎デッキはガラス張りとワイヤーネット。
フォトポートはあるが撮影には向かない。
一応はれていれば富士山も望めるのであろうが、この日の天候でそれは望んでかなう天候ではなく。
みやげ物店の品揃えはと言うと、
一応「静岡」、「うなぎ」「茶」「わさび」、そして「FDA」、
それぞれがバランスよくちりばめられていて、その隙間に「なんじゃこりゃ」と言うものがある。
商品を満遍なく見てもらう工夫だろう、「お土産総中流」。
ま、片隅に追いやられてしまっているものも居るが、なにが静岡?と言う感じのものだったのでそんな扱いなのだろう。
そしてカレー、朝限定っぽい…。
そしてなぜだか半熟の卵が、くっついてくる、個人的にはカレーに卵は好きである。
付け合せのサラダが「ポテトサラダ」というのがちょっと悲劇だが、実は味をあんまり覚えていない、
もう見た目のインパクトが…、
ショップの店員さんなど、明るく元気にボケーっとしている。
ふらふらしていて気持ちよい。
ただ、一度作ればその後のコストは大してかからない…、そこを思いっきりミスったような気がする。
結果として利用客の捌き具合や、何かをしようとしたときの動きにくさ。
と言ったものにつながっている。
「まぁカネかからないからいいや」という部分で失敗して余計なコストを延々支払い続けるのはいただけないわけで、その点では思いっきりしくじった例だろう。
静岡は日本の縮図みたいなところというが、この空港もまた日本の縮図のようなもの。
問題はあるが、それをカバーして余りある無意識なパワーも感じる。
空港のいたるところに配置されている富士山のせいだろうか。
ご飯山盛り。