飛行場めぐり

定期路線のある空港を見て回ってました

薩摩硫黄島飛行場

空港配置図にも載っていない。
小さな飛行場。
日本で唯一の村営飛行場。
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それでも鹿児島空港へ週2往復、延べ12席が提供されている。
定期路線ではなく、定期チャーター便で乗客が居なければそのまま欠航するときもある。
 
待合室の建物は案外古そうに見えるが、実はそれほど古くない。
すべて塩害と酸性雨の賜物。
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屋根に送迎デッキがあるのだが、上るのは危険。
全体的には5角形、きわめて珍しいつくり。
建物自体、実に凝ったつくりになっていて、飛行機をイメージしているらしい。
1つ突き出しているところはちょうど垂直尾翼、手前に日の丸、反対側は三島村の村旗。
 
食堂もない三島村、当然、待合所に売店や喫茶店などあろうはずもないし、自販機さえない。
分煙などと言う考えも当然ない。
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カウンター。
特に使われてはいない。
反対側には応接セット、金属探知機などはちゃんとある。
 
いろいろと問題はある気がするが、そういうことはあえて突っ込まず。
飛行場の職員は馬鹿正直に気さくな方。
滑走路の整備状況を見ると、なんだかんだ言いながらやはり滑走路、しっかり整備されている。
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ひっそりとたたずむ空港ではあるが、紛れもなく島の足であり、災害時のサポートに十分。
ここがなければヘリポートもない島なので…。