飛行場めぐり

定期路線のある空港を見て回ってました

茨城航路

ロマンチック海道
厳密には国道11号線らしい。
実のところ、大洗~苫小牧を結ぶ茨城県の誇るこの路線もロマンチック海道を自称している。
 
さんふらわあ「だいせつ」がコゲてしまって3隻体制と言うちょっと悲しい事態だが、それでも運行回数はかなりのもの。
北海道と本州を結ぶ大切な路線のひとつであることに変わりはない。
もちろん、大洗航路のほかに、八戸、仙台・名古屋航路も存在している。
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出発待ちのさんふらわあ「さっぽろ」
13600tというのはやっぱりでかい。
もちろんカーフェリーだということもある。
一応高速フェリーだったと思う。
 
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船内は結構暗い。
齢17年、ちょっと傷んできているか。
そういえば以前乗ったのは20年以上も前。
まだ「さんふらわあおおあらい」の時代。
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展望ラウンジ。
左側が正面に思えるが、実際は後方に向かって撮っている。
なので、写真左側はスターボートで、なぜかポートサイド(陸)である。
 
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出航直前まで甲板をうろうろしているが、あまりに人がいない。
お隣の「いしかり」に乗ってみたい。
この日は港でイベントがあったらしいので、乗船時間が1時間ほど早い。
ただし、出航時間は変わらず、乗船のリミットも別に変わっているわけではない。
ただ早く乗り込めると言うだけ。
 
レストランでは朝夕昼と食事をすることになるが、決して安いわけでもすごくおいしいと言うわけでもない。
揺れる船であるが故にお値段が高いのは仕方のないところ。
ほかには売店とゲームコーナーがある。
シャワールームはないが、浴場はある。
 
翌日はいつから降り出したのか判らないが、雨。
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正直なとこそれでも船はぐんぐん進む。
カメラだけ乗り出して1枚撮影。
陸地は遠くにかすんで見えず、暇である
 
午前中いっぱいかけて大洗港にいつの間にやら入港。
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喫水が浅くなってしまっているためということが原因か、スターンスラスター3機の威力がすごいのか、盛大に泥を巻き上げ。
 
 
正直この航路は荷物の輸送がメインであり、乗客も半ば荷物扱い。
クルーズを楽しむと言うのには向いていないし、旅客設備などもあまり力が入っているわけではない。
そして乗船時間が正直、長い…。
設備面ではどうにもならないが、子供向けのスタンプラリーを施したり、無いならば無いなりに何とかしようというアプローチは感じられる(どれだけ効果があるのかは疑問だが)。
おそらくは、これからもずっと、首都圏と北海道を結ぶ重要な航路となっていくことだろう。
首都圏の消費を支える大切な航路である。