飛行場めぐり

定期路線のある空港を見て回ってました

ANAの厳重注意とJALの対応

ANAの人数超過の一件のニュースを見ていてふと思いだした。

別に保安検査で見抜けなかった、といっても仕方ないよ、それは。
忘れ物でもして、本当に2回目の通過なのかもしれないし。
「一度出られましたか?」と聞いてもいいもんだと思うけど…。
自分も痛みで乗り継ぐときに「2回目の通過ですか」と聞かれたことあるし(乗り継ぎに4時間かけたもので、いったん出たのよ、後続便は値段が跳ね上がるし…)。

座席重複のエラーを思い込みで処理するっていうのは戴けないよ。
さすがに搭乗ゲート2回目というのはありえないし。
そもそも、連続2回なら、おそらくシステム側ではじくだろうけど、
フラッパーゲートの通過センサと組み合わせれば「連続2回」の誤認識か「別々の2回」かは判別できるのは確かなので、1回目と2回目の認識は別の認識結果であると判断できる。
それを「座席重複」として出力させた設計側を問い詰めたい気がするが…。

そしてCAは何よ、気が付かなかったわけ?ドアクローズしちゃうっていうのはどういうこと?。
もしも空席があったなら「気が付かなかった」ってことになってないですか?、むしろ既に起こしていたと考えても不思議じゃない(むしろ順当)ですよ。
もしも墜落したら「乗っていなかった人が死体で発見される」なんてことが起こるの?
123便の事故で似たような(逆だけど)混乱起きたよね?。


じゃあJALでは同じことが起きないかというと、「さっぱりわからない」。
一応スマートフォン対応でえらい時間をかけたようなので、徹底的にイリーガルケースを洗い出せているのではないかと思うが。
それでも「予想外」だったということもあり得る。

そしてSkymarkでは、というと、ほぼ起こり得ないだろうな。
イリーガルケースも無きにしも非ずだが、全員発券機で発行された搭乗券持ってないと保安検査通過できないし。
その他LCCも、保安検査場ではじけないだろうけど、搭乗口で十分、弾けそうだ。


ところで本題のJALの対応、
昔、似たようなことがあったなということで、書き起こしておこう。
似たようといっても、人が増えたわけではない。
自分の座席にすでに人が座っていたというだけ。
優先登場で乗った子供連れの方が、「空いている」と思い込んだのか子供を座らせてしまったのが原因。

CAも何かあったということに間髪入れず気が付いたようで話しかけてくる。
一応退いていただく(というより膝の上に座らせて)というのが正解なのだが、
この時は、下心から「外も見たいでしょうから、空いていたらそっちへ移動しますよ」と言ってのけた。
CAの方も、そういう事ならということで(子供嫌いと思われたのかもしれないが)「全員お座りになりましたら空いている席に座っていただいてOKです」とのこと。
MD-87という機体だったこともあって、エンジンの脇へ着席(これが本音、この席は予約時に選択できない)。

また、北九州空港から帰る際にも、「窓側がよければどうぞ」と(かわいい子だったので)席を譲ったら、CAが気が付いて「窓側の座席と交換していただけて…」と暗に座席交換を確認しに来た。

つまるところ、何もしていないように見える搭乗の時間だが、彼らはかなり乗客の動きを観察しているんだなと感じる。
結果「搭乗のタイミングにほかのことをする余裕が無い」というJAL言い分は正しいのかも知れず、
「この時間に別なことをすれば時間が稼げる」と考えるようなら、大切なことを見落とすことになるかもしれない。