Skymarkの運賃体系に加わった「たす旅」。
予約変更一応OKな安売り運賃なので、LCCの運賃フルスペック版の様相。
無論、LCCと異なり「たす旅」は変更手数料はかからない。
ついでに、「たす旅」自体は「いま特」プラス\1000位が設定運賃らしく、実質LCCのオプション料金よりも安いことが多いらしい。
結果、LCCは今の運賃でSkymarkと勝負することが難しくなってしまった。
ただでさえ利益が出ないというのに…・大丈夫か…。
しかし、この運賃の魅力の前にはJAL派の自分さえ「羽田からSkymark」という選択肢が芽生えてくる。
(茨城からSkymarkの安定感は揺るがないのだが)
つまり、他社の運賃が「たす旅」の魅力に大きく及ばない。
恐らくはこの先、微妙に「たす旅」の運賃は値上がりするのだろうが、
他社の運賃体系を台無しにするだけの破壊力のある運賃を提示してきたのは確かだと思う。
もちろん、これは別段他社との差別化とかいう問題ではなく、
単に乗客の利便性を考えての事。
たしかに、ちっょと前に仕事が忙しくなってしまったとかいう場合、「いま得」ではキャンセルするより手が無い。
実際問題自分もそれで何度もキャンセルを入れている。
その点、今回の「たす旅」ではあまり躊躇することなく予約変更ができる。
それは「スケジュールキャンセル」であっても、「ミッションキャンセル」(カッコつけてみた)ではない。
旅をすれば目的地にカネは落ちる。
「スケジュールキャンセル」によって旅自体がキャンセルされてしまえば予定の目的地にカネは落ちやしない。
Skymarkだってキャンセル料で空席を運ぶよりは、多少融通利かせて人を運んだ方が儲かる。
ビジネスなら予定はそうそう動かないだろうから「いま得」なり普通運賃なりを使えばよい。
だからこそ「たす得」ではなく、「たす旅」なんだろう。
この運賃の威力がどれほどの物かはまだわからないが、
航空他社に対するインパクトはかなり強いと思う。
