飛行場めぐり

定期路線のある空港を見て回ってました

LCCとスカイマーク、冷酷に考えるということ

最近報道で疑問に思った、
Peachの報道で、「座席を2列多くしている」
たしかにLCCとしては当然なことなのだが、よくよく考えると疑問に思えてきた。

かつてSkymarkの使用機材はB737で最大189席。
スカイインテリア導入機材からは177席。
つまり、2列削減している。
格安ではないが安い航空会社であるSkymarkのこの判断は何だったのだろう?。

想像ではあるが、比較的簡単なこと、
「搭乗率が100%になることはまずない」
総平均で見れば90%超えていればとてつもなく優良路線。
搭乗率がよいときは年末年始とお盆、大型連休くらい。
つまるところ、座席の10%程度を失っても、お客を失ったことにはならないわけで、7%-12席をなくしたところで痛くはない、ほとんど人が座っていないのだから。
むしろ、常にあいている12席分の燃料代がほぼ一年中浮くわけで、トータルで考えればむしろプラスなのだろう。
乗客にとっても、比較的広い席は(値段が変わらんのであれば)ありがたい話である。

LCCのモデルとして座席数を増やすというのは今まで定石だったのだが、本当にそうなのだろうか。
国際線では、国外のLCCに対抗できない
とはいわれるが、日本特有の「とことんまで突き詰める」というスタンスで望めば、実は既存LCCの穴がまだ見つかるかもしれない。

ちなみに、HACは搭乗率目標54・2%未達確実ということである。
搭乗率なんてそんなもの、提供座席数が多ければいいというものではない。