朝も早くから小倉を出る。
台風が近づいているということもあるが、それなりに揺れるだろうなという予感を持ちながら福岡空港へ。
途中スカイマークのカウンターがどっちか分からないと大声を出しつつ逆方向へと進むすおばさま方をSkymarkのカウンターを案内してから手荷物預け入れ。
どうして分かったのかと不思議がっていたが、あれだけ騒々しければわかるって…。
見捨てる気もないし。
もちろん本日はSkymarkではなくJAL。
茨城行が満席だったから…。
なので多少無理をしてA350を選択、たまたま偶然ではあるが台風が至近にいる。
お試しで乗るなら絶好の機会、ただ、普通は回避するよな…そのくらいはわかってる。
出発は9:00、あと2時間近くある。
もっとも8:35もA350だったりするが、何かあったら間に合わない気がしたのでやめておいた。
眉毛でも書いてやりたいフロント…。
搭乗機が到着。
搭乗開始はほぼ定刻。
その後待たされる、出発待機指示らしいが、別段エンジンをぶん回すということはない。
9:05発のみぞかちゃんが先に出て行った。
この後15分よりもさらに遅れて出発。
ほぼ間髪を入れずに前後と横の窓が閉じられる…。
離陸なんですけどね…通路側を見ると手荷物で脱出経路はないようだ…何かあったら死ねと…。
離陸は787に比べると多少やかましい気がする。
が、巡行中は静かで、音は高音ではなく低い音が聞こえる程度。
エンジンの後方でこの程度の音なら全然気にならない。
また、モニターには垂直尾翼から見た機体全体が映し出されている。
これはよくしたもので、何かトラブルしても、外から機体の様子がよくわかる。
補助翼がトラブったらどうしようもないが、もしかしたらウィングレットにもカメラがつけられているのかも。
ただ、いかんせん座席が狭い。
個人用モニターとか、USBのくち、110V-60Hzという微妙なACコンセントで背もたれが厚くなっているうえに背もたれの角度が深めになっているのと相まって。
まっすぐ立てない。
カップホルダーを使われたら座り姿勢のまま通路まで行くことになる。
座っている分にはいいけれども、緊急時には惨劇。
この座席は座り心地を考えてのことなのだろうが、それ以外ではかなり…酷い。
背もたれも高くて、後方の非常口がどこにあるのかなんて見えやしない。
肝心な降下中の揺れだが、揺れはしたものの、安定して揺れている。
パイロットの腕や天候による差異が大きいという前置きは必要だが、大揺れはしなかったし、激しくガタガタ揺れたわけでもない。
遅延は20分程度に拡大はしていたようだが、着陸直前まで窓がなかったので、どこをどう飛んだかのかは皆目見当もつかず…。
着陸ではゴツンと来たが、この風では当たり前の着陸。
むしろ雨が降って湿度が高いというのにコントレイルを曳かない翼にはびっくりした。
でも、座席はどうにかして欲しい。
とにかく背もたれをどうにか…。