飛行場めぐり

定期路線のある空港を見て回ってました

新型コロナウィルスの感染者数推計の備忘録

日本の感染者は計414人
ただし、ほとんどがクルーズ船内での話で、
どうやら日本国内で感染したと推定されるのは52名らしい、もちろん、回復した方も含む。
 
水際対策が遅れたという向きもあるが、
2週間前から入国禁止をぶち上げているのに72名もの感染者をたたき出しているのがシンガポール
そりゃシンガポールには華僑もいるので…ということも考えられるが、国籍問わずに入国禁止となっているのにこのざまだ(口が悪い)。
インフルエンザの時にわかっていたように、「水際対策が無駄」という現実を如何なく表す好例だろう。
 

さて、日本国内の感染者数は16日時点で52名程、といっても中国で感染してチャーター便で帰国した方が12名ほど内包されているし、中国からきた観光客の方9名も入っている。
なので日本国内の感染者数を14日時点で30名らしいので、これで概算することにしよう。
感染者数と言っているが、いずれも「発症者」でもある、確かな数値がこれしかないのだからしょうがない。
日本国内では1名の方が亡くなった。
ここからして発症者のうち3%が死者といえなくはないが、数が少ないのでほぼ誤差の範囲(確からしさという点での誤差です…念のため)。
重症化した方もいるが、こちらが3名か?
おおよそ1割の方が重症化されているということで、重症化する割合は中国のそれと近似しているようだ。
致死率も似たようなものだろうと言えなくはない…。
 

ここでクルーズ船内の数値を使おうと思う。
 旅客数  2700(およそ)
 検査数  1219人 100%
 (感染者  355人) 29.1%
 症状あり 244人  20.0%
 無症状   111人   9.1%
という構成になっている。
もちろん、感染の可能性がある方から優先的に検査している筈なので、使える数値が狭まってしまうが、
感染者全体に対して31%の方が無症状であるというのは間違いなさそう。
ここでさらに未検査の旅客が同割合でコロナウィルスに感染し、それが無症状であったと仮定しよう。
すると431名が無症状のところに加わり
 症状あり 244/675名 構成比36.1%
 無症状   431/675名 構成比63.8%
  (四捨五入の都合で100になってない)
というのが感染者の構成比ではないだろうか?と思われる。
さてここで、14日時点で30人という人数にこの構成を合わせてみると、
日本国内で感染者数は83人(発症者が30人)ということになる(クルーズ船内の話は抜きで)。
…いやに少ない…。
 
しょうがないので、仮に未検査で残っている旅客全員を感染者とすると、無症状の構成は86.7%に跳ね上げることができる。
そうすると日本国内で感染者数は226人(発症者30人)
 

感染者数を4000人とする向きもあるが、これは多分こうだろうという予測値を重ね合わせてうえでの計算。
実際の検出数からだと、どんなに頑張っても感染者数が4桁に届くことがない。
 
どんなにひっくり返しても2000人届くかどうかだろうな…
日本の人口で割ると…5万人に1人くらいか。